3年B組金八先生の公式無料動画配信を全シリーズフル視聴する方法！あらすじ・キャスト感想評価も！

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桜中学に赴任してきた国語教師・坂本金八（武田鉄矢）は、坂本龍馬を心の師とする教育熱心な中堅教師です。金八は、君塚校長（赤木春恵）の紹介で同僚の池内先生（吉行和子）の実家の駄菓子屋に下宿させてもらうことになりました。

3年B組の生徒の中には、家庭環境に恵まれない子やいじめに遭う子などいろいろいますが、金八がみんなの兄貴となり誠心誠意寄り添うことで段々と一つにまとまって行きます。

3年B組の生徒の一人である浅井雪乃（杉田かおる）は、同じく3年B組の生徒の宮沢保（鶴見辰吾）と付き合っています。雪乃は、東大受験する優秀な兄ばかり優遇され寂しい思いをしていました。保は、そんな雪乃の心の支えだったのです。

ある日、雪乃は妊娠していることに気が付きます。もちろん産む選択は無いと思い、雨の日に縄跳びをして流産しようと試みますが、お腹の中で育って行く赤ちゃんの存在を感じ産みたいと思っていました。

誰にも言えないまま雪乃のお腹は大きくなって行き、もう中絶は不可能な妊娠七か月になった時に保健の先生（倍賞美津子）が気が付くのでした。

周りの大人たちはもちろん大反対です。しかし、雪乃と保は産んで育てると決意を固めます。金八はもちろん、若い二人の味方です。結果、雪乃は15歳の母となったのでした。

卒業式のあと、3年B組の生徒は先生たちを招いてお別れ会をします。そこで、雪乃と保の結婚式をささやかに行いました。最後は、涙にくれながら全員で「贈る言葉」を歌うのでした。

3年B組第一シリーズのみどころは、清（近藤真彦）の長ラン姿や、母のいない正治（田原俊彦）の先生（名取裕子）へのあこがれなどありますが、やっぱり雪乃と保の結婚です。

妊娠してしまうことも大問題ですが、二人の家庭には格差があります。父親から見向きもされない雪乃と親に溺愛されているお坊ちゃんな保。違うからこそ惹かれ合うのでしょうが、結婚となると難しいと思います。

長い目でみたら上手く行かないであろう結婚ですが、命は粗末にできないので難しい問題です。第一シリーズでは、出産後ハッピーな終わり方でしたが、長い金八シリーズでは、ずっと雪乃と保を追っていきます。

その行く末は本当にリアルなのです。子どもが子どもを産むことの大変さをきちんと書いていると感じました。

金八先生のような親よりも子どもに寄り添う先生は今は居なくなってしまったかも知れませんが、熱量が高い金八先生を見ていると勇気も出るし温かい気持ちになれます。

桜中学で国語教師をする坂本金八（武田鉄矢）は、担任するクラス3年B組で起きるいじめなどに全力で対処していました。ある日、加藤優（直江喜一）が荒谷二中から転校生してきます。

加藤は非行少年で誰にも心を開きません。

しかし、おとなしく覇気のない生徒・椎野一（ひかる一平）は、加藤を好きになり、さらに3年B組に元からいたワルの松浦（沖田浩之）の継母が産気付いた時に加藤が助けたことがキッカケになり仲間が増えていきます。

金八と友達のおかげで段々と丸くなっていく加藤ですが、卒業式が近くなり荒谷二中の生徒から卒業式のボイコットの手伝いを頼まれます。

荒谷二中の先生は、加藤を「腐ったみかん」と言いい腐ったみかんがいるとまともな生徒も腐っていくと桜中学に押し付けたのでした。

荒谷二中の先生のことを許せない加藤は、放送室から荒谷二中の先生に謝るように命令します。謝ってもらいたいだけだったのですが、荒谷二中に暴走族やマスコミが駆け付け大騒ぎになり、加藤と松浦、荒谷二中の生徒は逮捕されてしまうのでした。

金八が警察に訴えても聞き入れてもらえませんでしたが、刑事の一人が君塚校長（赤木春恵）の元教え子だったこともあり加藤らは釈放され、金八は加藤と松浦をきつく抱き寄せるのでした。

金八先生第二シリーズの見どころは、生徒達と金八先生がトイレ掃除をし、その後お風呂に入るというたわいのない物語があるのですが、生徒と先生の距離が近いということが良く表れている回で見るとほっこりします。

それとは真逆の腐ったみかんの方程式。
これは、どんなワルでも愛情をもって接すれば心を開いてくれることを証明した物語です。
金八先生の温かさが身に沁みます。

優役の直江さんが、ハマりすぎていて加藤優という人が実在するのかと思ってしまうほどです。
この頃の中学生は今の中学生とは違ってとても大人っぽいのですが、釈放後の加藤と松浦を見るとやっぱりまだ子どもだと思えます。
逮捕時の加藤の母親や、釈放後金八にすがる二人を思い出すだけで泣けてきます。

第二シリーズは、校内暴力が社会現象になっていた頃ですが、男の先生や父親が今よりも権力を持ちすぎていたこと、戦後から続く格差の影響など時代を反映している所も注目ポイントです。

放送後に記載

放送後に記載

第3シリーズにて松ヶ崎中学校に務めていた坂本金八であったが、妻の里美を亡くしてから教壇から降り、文部省務めをしていた。しかし、第1、2シリーズにて務めていた桜中学から3年B組のクラスの担任をして欲しいと頼まれ再び教壇に立つことを決意してから物語は始まる。新しく担任になった金八を待っていたのはかつて第1シリーズでの教え子でもあった保と雪乃の子供、歩が生徒として桜中学に通っていたのだ。しかし教室であった歩に金八は違和感を覚える。それは歩だけでなく3年B組全体に広がっていくのだがなかなか一筋縄では心を開いてくれない生徒たち。そればかりか教え子でもある保と雪乃の夫婦関係にも首を突っ込んでいくことにも繋がっていく。妻を亡くして傷心状態の金八が一体どこまで生徒の心に寄り添えるのか、更に金八と里美の間で産まれた乙女と幸作二人の子供の心情にも寄り添っていかなければいけない。40代の坂本金八が今の生徒たちに何を投げかけていくのか。

今作はいじめを大きなテーマにして挙げている。一人一人スポットを当て違う角度から金八なりに生徒たちに対して金八節を披露していくのだが、どうしても心をなかなか開いてくれない生徒が二人程出てくるのだが、そこがまた中学生の微妙な心のゆらぎを表していて共感せずにはいられない。1人目は元教え子の子供である歩なのだが、まず親が15歳で産んでいるためそばに居ると子供ができるなどといったなんの根拠もないいじめが発生し、金八に対し歩はなぜ、僕を産ませたのとキツい一言を浴びせる。そこで金八は初めて歩を産ませようと決断させたことに対して本当に正しかったのか自分自身に問いただす。ここまででも金八シリーズを好きな人は繋がっている物語にとても興奮するだろう。そしてクラスのボスでありいじめの首謀者である美香をも金八は心の奥から寄り添おうとするが、今度はここの親が美香の気持ちを無視するような態度を取っていることに金八は気づき親にまでも金八節を披露するのだがそれがまた気持ちいい。金八である武田鉄矢さんの演技か必死であるが故に他のキャストの方々も引っ張られるようにリアルな演技で返すので見ている側も没入感が得られるし、かつ今まで金八先生を見てきていない若い世代の人達はこのシリーズから入ればとっつきやすいのではないかと思う。

桜中学の3年B組の担任である中野先生が生徒たちから暴行を加えられ救急車で運ばれたところから物語は始まります。しかし中野先生はプライドが高く生徒たちに自分が暴行を受けたなどと世間には言えなかったため表ざたになることはありませんでした。そして中野先生が復帰するまでの担任代行として金八が3年B組の担任として教壇に上がりますが金八は生徒たちを見て皆で口裏を合わせて中野先生に暴行をしたのはこの子たちだと確信を持ちます。そのため金八はこのクラスの首謀者が誰なのか、一人ひとり生徒たちとかかわっていくことで近づいていきます。そして、ついに首謀者である兼末健次郎とかかわりをもつのですが彼の心の中に入っていこうとすればするほど彼自身が塞込んでいってしまう様子に金八は違和感を覚えます。その理由は彼の家庭環境にあり、彼は長男が引きこもりで家族に暴力をふるうため家族ぐるみでその存在を隠すように必死になり心のバランスを崩しているからだと金八は気づきます。そんな健次郎を支えるため金八は彼の心に寄り添うのですが健次郎の母、長男、そして健次郎をも巻き込んだ事件に話は進んでいきます。

シリーズ屈指の人気を誇る第五シリーズですが、その理由はとにかくキャスト陣の演技力と脚本これに尽きると思います。まず、優等生でありクラスの核を演じた風間俊介さんの雰囲気からぴったり。思春期である中学生なら誰しもが興味を持つことを餌に不登校にまでおいやり担任をリンチするようなまさに悪な生徒ですが一度兼末健次郎は家庭内、学校すべてのストレスが爆発し誰もいない3年B組の教室で暴れ好意をもっていた花子先生をもふりきって校庭で大声を上げるシーンがあります。このシーンを見て、どんなに悪いことをしていても中学生の彼にはあまりにも重すぎる現状に同情せざる負えないと心の底から涙しました。そして早く金八先生が彼を救ってあげてとまるでヒーローものを見ているような気持ちでいました。ここで脚本としてまだ彼を追い詰めるようなことをするのかと驚愕しましたが、しかしその脚本があったからこそ視聴者は健次郎に感情移入しかつ操作されていた生徒たちにも自分ならどうしていただろう・・・と没入感を感じさせずにはいられないだと思いました。

金八が担任を務める3年B組に2人の陰のある転校生、成迫正則と鶴本直がやってくるところから物語は始まる。成迫正則は誰にも心を開かず表情も暗い、しかしそれは姉が強姦に遭いそのまま亡くなり父親が復讐のため殺人を犯してしまったという辛い過去があったからだった。鶴本直は性同一性障害という生まれながらにして自分の性に対して疑問を抱きながら生きてきた。そのため周囲の女らしく、男らしくという考え方に強い反発を持ち敵を作りやすい状態になってしまっている。そんな二人とどう接していこうか金八は模索していた矢先、息子の幸作が悪性リンパ腫という血液の癌であることが判明する。そのため金八は息子の看病と生徒たちの問題で板挟みとなるのだが生徒たちはそんな金八の姿に励ましながらも相談しにくくなった、と告げる。そんな中かつての教え子である兼末健次郎たち第五シリーズの生徒たちが幸作と金八を支えるため立ち上がり現3年B組の生徒たちにも寄り添う。金八は元教え子たちの力を借りながら３年B組の生徒たちに向かい合いこのシリーズのテーマである報道と人権・性同一性障害に対し一緒に考え解決していく。

鶴本直、成迫正則という二人の大きなキャラクターが今回の金八の主軸になっています。その影響があるからか一つ一つのシーンが重く、暗い印象になってしまうのですが3年B組の生徒たちがとても明るくシリーズとしては珍しく1話から生徒と金八の距離感が近いです。そうでないと息子の幸作の病気のことがある手前、視聴者が引いてしまうことを懸念したからかなと感じ取れました。夜21時台のドラマにしては強姦や殺人、そして性同一性障害という人を選ぶような内容でありますが明るさのなかに切り込んでこその金八先生だと思いますのでダークてきな要素が好きな人は今まで金八先生シリーズを見たことがなくても引き込まれる内容になっていると思います。シリーズのファンからすると人気であった第五シリーズの生徒たちの出番も多く、幸作と健次郎との友情を感じ取れるシーンや金八を慕う健次郎のシーンもたくさんあるため、第五シリーズが好きな人たちにもぜひ続けて視聴してほしいなと思います。

金八が教育委員会に異動してきて2年ほどたった時、前桜中学の校長だった和田教育長に産休に入る先生の代わりに代理で3年B組の担任をしてくれないかと頼まれるところから物語は始まる。引き受けたは良いものの生徒たちは全く言うことを聞かず生意気な態度や言動をとるため金八の精神・体力も疲弊するのだが、そんななか軽度の発達障害のある飯島弥生が転校してくる。弥生は障害がありながらでも愛嬌があり、笑っていることが多いためクラスの中心として場を和ませる役割を担ってくれたため金八も安心したのだが、クラスの中でも一人影をおとす存在の丸山しゅうが母親から虐待を受けていることが判明する。虐待の事実が判明してから父親が覚せい剤を所持し母親が父親に投与していたこともわかり、両親ともに逮捕されさらに影を落とすようになったしゅう。精神的に落ち込んでいるしゅうの自宅に回収されきれてなかった覚せい剤を見つけ、寂しさから覚せい剤に手を染めてしまう。しかし、そんなしゅうの状況に金八はなかなか気づけず、気づいたころには錯乱状態に陥っているしゅうの姿があった。そんなしゅうの姿に金八は自分を責めながらも3年B組の生徒たちに覚せい剤の恐ろしさを説いていく。

ついに覚せい剤というテーマに入ったかという感じでした。中学生が簡単に薬剤を手にすることができ、中毒者になってしまうという辛く重いテーマになっているのですがそれだけでなく、虐待・生徒の自殺未遂といった日頃ニュースで取り上げられるような心痛める出来事も盛り込まれているため視聴者にも強く訴えかけてくる話になっていると思います。このシリーズでも生徒たちの演技が光っており、特に濱田岳さん演じる狩野伸太郎は見てるこちらが金八に感情移入をしてしまうほどの生意気で癖のあるキャラクターですがそれを見事に憎まれ役として最後まで演じ切った濱田岳さんの演技力を見るだけでもこのシリーズは価値があると思います。加えて覚せい剤に溺れていってしまうという難しいキャラクターを演じきった八乙女光さん演じる丸山しゅうのエピソード最終付近の鬼気迫る錯乱シーンは手に汗握るだけでなく涙も誘う金八シリーズに名をのこすものだったと思いました。

3年B組の担任として教壇に上がる坂本金八、息子の幸作が父親と同じ教師になるべく桜中学に教育実習生としてやってくる。生徒たちと心通わせるため幸作なりのやり方で生徒たちとかかわりを持っていくが、なかなかうまくいかない様子に金八も隣で静かに見守っている。しかし幸作だけでなく金八も生徒たちの間では携帯電話が完全に普及されているため、金八が説いても上の空の状態で苦戦を強いられる。そんな生徒たちを危惧しつつもSNS上でのトラブルが生徒たちを襲っていく。その中で生徒たちの間で学校裏サイトが出回り存在していることを知った金八はノートを一人一人配り、「私」というテーマでノートに書きこみ金八に提出するように呼びかける。そんな金八に生徒たちは面倒くさい、遅れていると非難するが徐々に生徒たちもノートを使用し金八と心を通わせていく。今作は大きなテーマはなく一人ひとり生徒たちをピックアップし現代の抱える闇に金八節でふみこんでいく。

今作より脚本が小山内美江子さんから清水有生さんへ完全に変更になったため金八シリーズを見続けてきた人にとっては何かいつもと雰囲気が違うと感じ取ると思います。今までのシリーズは大きなテーマに向かって金八と生徒達が立ち向かっていくという構図でしたが、今回は生徒一人ひとりのキャラクターに沿った問題に対して金八先生が問題を解決していきます。そのため今までの流れを見ていないとわからないといった金八先生の話から一話完結型に近いのではないかと感じました。それは30年以上もシリーズとして続けてきた金八先生のキャラクターが世間に浸透しているからこその攻めた脚本だったのかなと思います。加えて今回はシリアス・ダークな内容が多かった今までのシリーズと比較しても少なくなっている印象で万人受けを狙ったようにも感じました。とはいえ、援助交際や盗作、金銭の貸し借りといった学生たちにとってとても身近なテーマで切り込んできているので若い世代が見て共感できる作品になっていると思います。