記憶捜査2(新宿東署事件ファイル)公式動画見逃し配信を無料フル視聴する方法！北大路欣也・風間俊介・上白石萌音らキャスト情報やあらすじ感想評価も！

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ある事件で車椅子生活となった鬼塚一路は定年後、新宿東署の刑事課司法係長として再任用されました。

ある日、新宿植物園で男性の死体が発見されました。死体の身元は所持品から松本勇吾という男性であることが判明します。鬼塚はその名前に聞き覚えがあり、不意にパソコンに向かい認知票の検索を始めました。すると、被害者は１か月前にバイク盗難により被害届を出していたことに気づきます。

認知票によって明らかになった盗難事件と今回の殺人事件、この二つの事件には何か関連性があるのか鬼塚は刑事官の神啓太郎、部下の遠山咲と共に捜査を始めるのでした。

だが、新署長としてやってきた東奏多は司法係である鬼塚らが捜査に踏み入ることが気に食わず、鬼塚らと捜査を進める啓太郎とも捜査方針を巡って対立してしまいました。

鬼塚の人並外れた新宿の土地勘と詳細な記憶により、捜査は少しずつ進展しバイクを盗んだのは、令和になり多発した改元詐欺に関わる詐欺グループであることが発覚します。

昭和と平成この2つがマッチしたときの感動はこのドラマでしか味わえないし、犯行を暴く瞬間が本当に素晴らしかったです。

のんびりした刑事ドラマかと思ったら、毎回社会問題をテーマにしていて面白かったです。事件は1話完結なのですが、話の流れは続くようにできていたのは次回を毎回楽しみにさせてくれました。

良い意味で非常に分かり易いストーリーであり、キャラの役割分担も明確でした。北大路欣也さんが格好良く活躍するドラマを作るという狙いがハッキリしているのも良いと思います。

20代から高齢者まで楽しめるキャスト3人を集めただけでも成功かなぁっとも感じました。苦しみ焦るシーンはなかったもののその分、被害者遺族の悲痛な心境は丁寧に描いてくれました。亡くなった人の魂がともにある、このセリフは北大路欣也さんが言ってくれたこそ深みあるものとなっていました。

だけれど、事件が起こって捜査をしている間は緊張感もあっていいのですが、犯人の動機だったり事件の全貌が見えるとなんだか切ない気持ちにもなってしまいます。

新宿植物園で全身イチゴまみれの死体が見つかった。新宿東署の鬼塚一路は神啓太郎、遠山咲らと共に捜査を始めます。被害者の身元や苺の品種がわからず難航しました。第一発見者で同植物園係員の土岐礼二を訪ねた鬼塚は、他の係員への聴取で被害者は、同園で栽培している早摘み苺の共同開発者の財部であることを突き止めました。鬼塚は土岐が知り合いの財部のことを発見時に言わなかったことで彼が何か隠しているとにらみます。咲は財部の所属先の埼玉農研に訪問し沢田から、三河島農園の三河島を紹介された。三河島は土岐から財部を紹介されて共同研究し、早摘みイチゴの品種改良を進めて出来上がった。アーリーベリーと名付けられた。咲のもとに啓太郎がやってきて、財部の死因が全身打撲によるショック死でした。転落したときに多い所見だと説明。農園近くの屋上から突き落とされたのか、そして犯人の車はトラックで三河島が怪しいとにらむ啓太郎でした。日本のイチゴの品種が韓国に流れてしまったことがあった。土岐は三河島農園でアーリーベリーの苗が盗まれたことでまた同じことになると心配していたのでした。

イチゴまみれの死体は、社会派ドラマの得意な櫻井武晴さんらしい脚本でもありました。かつての相棒で話題となったボーダーライン他、すばらしい社会派ドラマを多く書かれてきた櫻井さんはさすがだなぁっと思いました。農産物の品種改良技術の海外流出について、刑事ドラマという形で考えさせてれる内容も良かったです。このドラマが、技術そのものと同時に、知財のための予算や専門家の処遇に国民が関心を持つようになる契機となるかもしれないです。もはやゲノム編集技術の時代ですから、日本が長年かけて作った農作物、しかもイチゴが他の国で栽培され更にそれから新しい品種まで作られ日本に輸入までされていると踏み込んだネタでびっくりはしましたが、最後までちゃんと観れました。上白石さんの若いパワーはもちろん、北大路さんの落ち着いた渋みのある演技とあいまって、面白いドラマになっています。

今後も楽しみです。北大路欣也と上白石萌音、風間俊介のトリオも年齢バラバラなのに、雰囲気が合っていて良い^ ^

放送後に記載

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